面接は交渉の場

面接は交渉の場

現在働く企業での待遇に不満があり、他の企業に移ることを考えた場合、ほぼ確実に避けられないのが面接です。面接が大好きという人はまずいないと思いますが、ただ「嫌なもの」と恐れていても仕方がありません。むしろ面接という機会を有効活用して、より良い条件で雇用されることを考えるべきです。

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大胆に、しかし誠実に自分を売り込む

日本人は自己アピールが下手と言われます。謙虚であることが望まれる社会ならではと言えますが、面接の場で自分を控えめに語ってもメリットはありません。面接を行う側は、あなたについて書類以上のことは知らないわけですから、自分がWebエンジニアとしていかに有能で、自分を雇えばどれだけ得かということを精一杯伝えるようにしてください。横から口を出して援護してくれる味方がいない以上、あなた自身ががんばるしかないのです。
ただし、はりきりすぎて自分にはできないことまで「できる」と言ってはいけません。相手はそれを信じてあなたを採用するため、大問題が起きる可能性があります。面接は「突破だけが目標」ではなく、あくまでスタート地点だということを忘れないようにしましょう。

相手企業と自分の良さを冷静に見つめる

面接とは、あなたが一方的に選別される場所なのでしょうか。力関係を見ればそのように思えますが、実際にはあなたと企業がお互いをさらけ出す場です。あなたがそこで嘘をつけないように、あるいはごまかしきれないように、企業側も良い所だけを見せ続けることは困難なのです。「事前情報で魅力を感じていた相手に、実際に会ってみるとがっかり…」というのは、人も企業も変わりません。面接に行った結果もし問題点が多いように思われたなら、たとえ相手が好意的でも思い切って断るべきでしょう。そうした決断をするためには、「こちらも相手の企業を面接している」という対等な意識を強く持ち、冷静に相手を観察する必要があります。
逆に、相手から厳しく観察されることにより、あなた自身さえ気づかなった自分の中の価値を知ることができる場合もあります。今働いている企業では評価されないことでも、相手の企業にとってはとても大切なことだったというのは珍しくありません。たとえ一般的なWebエンジニアには必要無いと思われるニッチなスキルでも、それが非常に高く評価されることもあるのです。受け身で面接に挑むのではなく、「相手が自分のどこに興味を持ったか」も常に気にしていきましょう。

最新のニーズを知り、自分を磨く

面接は、たとえ不合格でも「まったく無意味だった」ということにはなりません。なぜならその時間の中で、今業界がWebエンジニアに求めている能力は何か、あるいは不足している人材はどういったものかという情報を相手から直接得ることができるからです。こうした生の情報は他の手段では入手することが難しい貴重な武器と言えます。「落ちた、ダメだ」と嘆くのをやめ、この情報を冷静に分析することで磨くべきスキルや学ぶべきことがわかってくるはずです。このように「面接を活用する」という視点を持つことで、自分というエンジニアの価値を安売りせず、むしろ今以上に価値を上げて新たな道へ進むことができるでしょう。