キャリアも考えて昇給と比較

キャリアも考えて昇給と比較

IT業界である程度の経験をしてくると、どこかで必ず転職するかどうか迷います。しかし、よく考えないで安易に転職を選択して給料が以前より少なくなってしまったという結果になる場合もあるので、自分自身の現状を踏まえた上で慎重に決めていきたい問題です。

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給料をUPさせるには

会社員であれば勤続年数や実力に応じた昇給があります。例えば、勤務している企業が安定した大企業であるならば昇給のチャンスは定期的にあるので、希望を持つこともできます。一方転職をする場合でも、それまでに培ってきた経験やスキルなどによってさらなる給料UPにつながる場合もあります。給料をUPさせるためにそのまま会社に残留して昇給を待つか、転職してさらなる高収入を目指すかは、その人の置かれている状況によるでしょう。

昇給を待つ

何年も勤務した会社であれば、慣れ親しんでいるという環境ならではの仕事のやりやすさがあります。ましてやそれなりの経験と実力があり会社にも認められている存在であれば、その先さらなる昇給も期待できるでしょう。その状況で自分自身に向上心があれば、新しいことにもどんどん挑戦することができるのでスキルアップにもうってつけです。将来性があって居心地の良い会社であれば、無理をして転職するよりもそのまま残った方が安心かもしれません。
しかし、昇給が見込めるどころか給料が下がる可能性すらあるという企業や、自分自身のスキルアップにならない仕事ばかりが続く環境ということであれば、それまでの経験を活かしてさらなるキャリアアップを計画した方が良い場合もあるでしょう。

転職する

ステップアップとしての転職なら大幅な給料UPも夢ではありません。転職後すぐに前職よりも多くの給料を得るためには、同じ業界でスキルを磨き、多くの経験を重ねてきていないとなかなか難しい場合もあります。しかしすぐに増収とはならなくても、転職をすることで前職よりもその先昇給が見込めるという場合には、将来性を見越して早めに転職をするというのもひとつの方法です。

メリットとデメリットのバランス

残留して昇給を待つとしても転職をするとしても、メリットとデメリットは必ずありますしリスクもあります。決断の目安となるのは、それぞれの人生設計や年齢、家族構成など様々です。同じ年齢とスキルでも、独身の人であれば思い切って転職にチャレンジしやすいかもしれませんし、既婚者であれば生活の安定が重要視されるので現状維持の方が安心ということもあるでしょう。IT関連企業への転職となると、30歳以上でプロジェクトマネージャーの経験がある人などは、高待遇で転職が可能な場合もあります。いずれにしても、昇給がいいか転職がいいかについて自分の状況と照らし合わせて総合的かつ客観的に考えて決断するようにしましょう。